こんにちは、岸田です。
昨今金融業界が急激に変化していますよね、
とくにキャッシュレス化が加速し、現金を使うこともだいぶ少なくなりました。
私も以前に比べると銀行に行く機会が減りました、、
また仮想通貨、暗号通貨の登場により、貨幣の在り方が変わろうともしています。
かの有名なマイクロソフトの創設者ビルゲイツ氏の言葉です。
今の私たちの生活に銀行がなくてはならない存在ではなくなりつつあることは、なんとなくお分かりいただけるかと思います。
では金融業界に一体なにが起きているのか、お話ししいきたいと思います。
銀行の機能
仕組み
そもそも銀行の今の仕組みはいかにして出来上がったのか。
この記事で銀行の役割をご紹介させていただいてますが、
主に銀行機能は預金として貯蓄を集積し、それを融資として産業界に還流する仕組みとなっています。
以前は法人預金によって融資資金も増大していきました。
そして中央銀行の金融政策において重大な社会的機能を果たしてきました。
しかしながら経済成長ととともに、企業における資本の蓄積が進み、
つまり銀行に融資を受けなくとも企業が資本を持っているので、
英国や米国ではその資本市場機能の強化を目的に金融制度改革が行われました。
結果として米、英において銀行の役割は低下していきました。
しかし日本においては同様の金融制度改革がおこなわれることなく、
依然として個人貯蓄が大部分を占め、銀行融資が大きな役割を果たしていました。
しかし現在起こる”金融革命”によって、日本においても”銀行が必要ない時代”がくるかもしれません。
金融のビジネスモデルの終わり
いきなり質問ですが、一般に事業を起こしたいという人が、融資をうけたいと思ったとき、
どれぐらいの割合で融資をうけられるかご存知ですか?
正確な数字は公表されていませんが、審査がとても緩いとされる金融公庫でさえも2割や3割程度と言われています。
今私たちが銀行にお金を借りに行っても、融資を受けるのがとても難しい時代です。
なかなか挑戦しようと思っても銀行はお金を貸してはくれません。
今銀行はお金を持ってる人しか相手にしない、そういう時代です。
そもそもこれからなにかに挑戦しようと思ってる人に、実績やお金があるというケースはかなり稀です。
ないからこそ融資をうけたいのです。
日本が高度経済成長を進んでいるなかは、銀行の存在意義はありました。
お金を貸してもそれに余るほどのリターンがあり、その時代金融会社では預金を集めてくる営業マンが優秀とされてきました。
そのあと、企業の成長がひと段落ついてくると、借り手が少なくなっていきました。
そのため1973年以降は融資ができる営業マンの地位が上がっていきました。
バブル崩壊後は、運用面で苦戦が強いられ、債券ディーラーが力を持ちはじめました。
このように銀行は創業から貸せば儲かる状況で経営から始まり、ダメになったら次に手を打つという経営手法をおこなってきました。
ですので、何をどこに貸せば良いのか実はあまりよく分かってはいません。
銀行のビジネスモデルは事実上破綻しているとの声も多く聞かれます。
FinTech(フィンテック)
皆さん、FinTech(フィンテック)という言葉をご存知ですか?
FinTech(フィンテック)とは、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語でのことを指します。
言葉の意味は上の通り、金融とテクノロジーの融合です。
インターネットやスマートフォン、AIによって新しい金融の形が誕生しました。
FinTechを理解するのによく使われるのが下の図です。
皆さんが知る大企業のサービスが多く浸透しているのが分かります。
これら企業、サービスがどのようにFintechに携わっているのか、一緒に見ていきましょう。
スマートペイメント
やがてお釣りや小銭のいらないスマートな決済ができる、スマートペイメントの動きが広がっています。
スマートペイメントとは、商取引における、現金や銀行での手続きを必要としない電子的な決済手段のことを言います。
最近だとスマホ決済と言われることも多く聞かれます。
例えばLINE PAYですが、事前にアカウント残高をチャージすることで、簡単でスピーディな支払いが可能になるサービスです。
スマホさえあればウォレットレスでお買い物ができるのでとても便利です。
LINEのアカウントを持っていれば、誰しもがLINE PAYを利用することが可能で、友だち同士で送金、送金依頼、割り勘ができたりと、とても便利なサービスとなっています。
またスマートペイを用いることで、スムーズに支払いできるができるので、ユーザーだけでなく事業者にとっても収益アップにつながると注目を集めているんです。
お札や小銭を管理する必要がなくなり、銀行手続きの時間、手数料がなくなるので、より早く安く消費者のお金の払い方の選択肢を広げることができます。
スマートペイメントには大きく分けて2種類あります。
カード決済
カードを使った決済とは、皆さんの周りでいうとクレジットカードが最も親しみがあるのではないでしょうか!
このスマートペイで言われるところのカード決済は、クレジットカードが持てない人も発行できるプリペイドカードの事です。
例えばいま話題のバンドルカードは、現金のチャージだけでなく仮想通貨のビットコインのチャージも可能のサービスで、
まさしくこの金融革命の代表的なカードだともいえます。
また事業者向けのカード決済を考えると、実店舗で導入できるカード決済端末を提供するCoineyのようなサービスがあり、
このようなサービスを使うことで、わざわざクレジットカード会社と契約せずとも、
VISAやマスターカードのようなクレジットカード払いが可能な店舗/オンラインショップを開くことが可能です。
QRコード決済
QRコード決済については主にモバイル決済を指し、実店舗、オンラインショップにかかわらず表示されたQRコードをスマホで読み取ることで決済が完了するタイプで、PAY ID、Origami Payなどが代表的です。
例えばPayPayはとても有名ですよね!
私が以前バーをやっていたときに決済手段として導入していました。
発表当時は20%ポイント還元というサービスもおこなっていたこともあり、瞬く間にユーザーが増えていきました。
現在でも利用した金額の1%が還元されるので、銀行預金率を考えるととてもいい数字です。
仮想通貨
昨今よく耳にする仮想通貨ですが、皆さんはどういうイメージをお持ちですか?
皆さんそれぞれイメージはあると思いますが、単なる投機物と思っている方も多いと思います。
仮想通貨は下記のような定義になっています。
特定の国家による価値の保証のない通貨。おもにインターネット上で「お金」のようにやりとりされ、専門取引所などで円、ドル、ユーロ、人民元などの法定通貨と交換することで入手でき、一部の商品やサービスの決済に利用できる(日本大百科全書による)。
仮想通貨とは「ブロックチェーン」という技術で実装されたデジタル通貨のことでを指します。
ビットコインをはじめとした仮想通貨は、世界のどこにいてもブロックチェーン技術によって簡単に送金ができるようになります。
銀行を介すことのない送金やり取りになりますので、海外送金にかかる手数料が安くすみ、次世代の通貨として期待されています。
最後に
日本の金融界は今変革期を迎えています。
Fintechの到来により、銀行の存在意義が危ぶまれている中、そこで働く従業員も必要なくなる時代が遅かれ早かれやってきます。
最終的には
便利なものが生き残り、不便なものが淘汰されていきます。
例えば、皆さんLINEを思い浮かべてみてください。
以前は文字のやり取りを手紙でおこなっていました。
その後パソコンやケータイ電話の普及により、メールというサービスが誕生しました。
そしてスマートフォンの普及によりLINEというサービスが普及し今では多くの人がLINEを利用しています。
なぜ私たちはLINEを使うのか、、、答えは簡単です。
便利だからですよね!
お金の在り方もいつまでも小銭を持ち歩く時代から、変わろうとしています。
私たちの生活においては銀行が密接に関与しています。
しかしながらこの時代にアジャストできない金融機関は当然淘汰されていきます。
今後の金融業界の動きの中で、銀行が変われるか、その変化に対応できず廃れていくか…
目が離せませんね!