こんにちは、マネテツ編集長の桜井です。
当ブログをご覧いただきありがとうございます。
このたび全5回に分けて、資産運用の重要性を伝えるとともに、私が効率よくお金を増やした方法について紹介していきたいと思います。
全ての記事を読んでいただくことで、今の時代にマッチした投資法を知ることができるはずです。
かなり重要な内容なので、必ず最後まで読んでくださいね。
ということで、第一回目のテーマは、
「なぜ今”あえて”不動産投資をすべきなのか?」
です。
それでは、一緒にみていきましょう!
記事の目次
投資をするうえで、一番最初に身につけるべき知識とは?

金融の知識=お金の知識
まず投資について学んでいくうえで、最初に身につけたいのが『金融』の知識です。
欧米では”金融”が小学校から必修科目にも関わらず、日本では大学に進学して自ら選択しなければ学ぶ機会すら与えられない。

で、金融の知識というと、
「なんか難しそうだなぁ」
「私には無理っぽい!」
という印象をお持ちの方も多いと思いますが、
『金融の知識=お金の知識』
だと考えてください。
お金についてしっかりと学べば、不動産投資はもちろん、それ以外の株式投資や保険、それ以外の債権など、あらゆる資産運用における基本的な考え方が身につきます。
そのため、最初にお金の知識についてざっくりと解説したいと思います。
銀行貯金が損する最大の理由

上図は、お金の価値の変動を表しています。
皆さんも、昔と今では”お金の価値が変動している”ことはご存知ですよね?
例えば、現在であれば大卒の初任給は約20万円ほどですが、昔の人は2万円くらいしか貰えませんでした。
今の基準で考えると、かなり少なく感じるでしょう。
しかし当時は、電車にも20円で乗れたり、おにぎりも10円くらいで買えたり・・・物価も相当安かったので何の問題もなかったわけです。
それが約50年の時を経て、どんどんと物価が上がっていき、それに伴い収入も徐々に上がっていきました。

昔は電車に乗るにしても、わずか20円で乗れたわけですから、”1円あたりの価値は大きかった”と考えられます。
つまり、
「どんどんとお金の価値は下がっている!」
という見方ができるのです。
このようにお金の価値が下がり、物価が上がっていくことを『インフレ』といいます。
で、当然インフレが起こると、5〜60年ずっと銀行に寝かせていた貯金の価値は、相対的に”10分の1まで減少してしまいます”。
そのため、銀行に貯金をするのではなく、しっかりと運用して増やしてあげないと、自分の資産を守ることはできないんですよね。
この事実を踏まえ、しっかりとお金を運用していくことを考える必要があるのです。
”インフレ”に対する大きな誤解
こういう話をすると、

という人も結構います。
しかし、インフレの正しい意味を理解できている日本人はほとんどいません。
さらには、新聞やテレビではかなり歪んだ伝え方をしているので、多くの人は最後まで真実を知らずに『損』をしながら一生を終えてしまうのです。
これは非常に残念なこと。
なぜなら、この『インフレ』という言葉をしっかり理解できているかどうかで、生涯収入の桁が大きく変わるっていっても過言ではないからです。

これを聞いて、
「いやいや、今の日本ってインフレじゃなくてデフレでしょ?」
と、反論の声が聞こえてきそうですが・・・。
もし、あなたがそう思われているのであれば注意が必要です。
そもそも、用語の定義としては、
・インフレ=モノの値段が上がり、お金の価値が下がること
・デフレ=モノの価値が下がり、お金の価値が上がること
ですよね。
では、改めて質問します。
今日本で起きているのは、デフレでしょうか?それとも、インフレでしょうか?
日本では、モノの値段は確実に上がっています。これはコンビニのアイスや自販機のジュースの価格をみれば一目瞭然です。
しかも毎年、日本銀行が紙幣をたくさん刷っているので、お金の価値も下がり続けています。
つまり、
今日本で起きているのは、『インフレ』が正解なわけです。
で、こんな話をすると、

という反対意見が飛んできます。
ここに、新聞やテレビが世間に与えている”最大の誤解”があるのです。
今起きているのは、正確にいうと「デフレ」ではなく「デフレ気味」ということ。
それがいつの間にか”気味”という言葉がなくなり、『デフレ気味→デフレ』になってしまった、というのが真実です。
つまり、日本ではインフレ自体は起きているものの、”上がり方が前年と比べて控えめ”というだけに過ぎません。
なので、世の中では”常にインフレが起きている”という事実をまずは抑えておきましょう。
不動産投資が『インフレ』に圧倒的に強い理由

なぜ、不動産がインフレ対策になるのか?
先述したとおり、世の中では常にインフレが起きています。

と思うかもしれませんが、当然関係”大”ありです。
なぜなら、基本的にインフレしか起きていないのであれば、
『常に物価が上がり続け、常にお金の価値は下がり続けている!』
と言えるからです。
つまり、世の中の物価上昇率よりも、高い利回りで運用ができないと、実質的にあなたの資産はどんどんと減っていってしまうのです。
しかも、政府は『インフレを2%起こす!』という目標を掲げています。
これは、今まで100円で買えたものが、その翌年には102円を払わないと買えない時代にどんどんなっていくということ。
そう考えると、20年後、30年後のお金の価値は今とは全く異なり、今後はそういった状況も踏まえて資産運用を考えていく必要があるわけです。
そこで、インフレに備えた資産運用にはどんなものがあるのか、以下で1つずつ比較していきたいと思います。
他の金融商品との比較
長所 | 短所 | |
銀行預金 | 安全 | 低金利 |
保険 | 安心 | インフレ負け |
株式など | 大きな利益 | 損失の可能性 |
銀行預金のケース
銀行預金は、ほとんどの人がやっていると思います。
確かに簡単だし、安全でいいかもしれませんが、金利が低すぎるのでほとんどお金は増えません。
例えば、普通預金で金利0.001%で計算すると、1,000万円預けても1年で100円しか増えないんですよね。
これだと、お金の価値がインフレで2%減ってしまうことを考えると、結局資産は目減りしてしまう・・。
そういった意味で、銀行預金は”資産を守る”うえで全く機能しないと言えるのです。
終身保険のケース
次に保険です。
変動保険などは、保険会社が株式や債権などの金融商品で運用する投資性のある商品なので、ここでは多くの人が加入している”終身保険”に絞って考えていきたいと思います。
で、よく終身保険を売る営業マンは、

と、甘い言葉をかけてきます。
しかし、この営業トークには『インフレ』の概念がすっぽりと抜け落ちているんですよね。
そもそも、お金が増えて返ってくるのは20〜30年後ですし、資産が増えているかどうかは全くの別問題・・・。
当然インフレによって物価は上がりますので、仮に積み立てた800万円が850万円になったところで、資産性でみると大抵のケースで減っています。
掛け捨て保険なら問題ないですが、『投資商品』として終身保険を選ぶのは正直賢い選択だとは言えないでしょう。
実際、
「これって投資として成り立ってないじゃん!」
と気づき、あとあと終身保険を解約する人はかなり多いのです。
株式投資のケース
で、最後に株式投資ですが、これは一般の方にはオススメできません。
実際、僕はビットコインFXで日利6〜8%くらいで運用していますが、多くの場合多大な損失を被り退場していくのがオチです。

ぶっちゃけ、プロがしのぎを削っている戦場のなかに、突然素人が飛び込んで勝てるような甘い世界ではないんですよ。
他にも、積立NISAだったりiDeCoだったり、あるいは確定拠出年金だったり、最近では月々一定の金額を払込みするようなリスクを抑えた運用方法も流行っています。
・・・が、それもいざお金が必要になったときに、その銘柄が全て暴落してしまえば大損することもあり得ます。
しかも、そもそもインフレをヘッジするような商品ではないので、そういった部分でもかなりリスクが高いと言えるでしょう。

最後に
先述したとおり、最もインフレに強い金融商品は『現物不動産』です。
もちろん金や絵画も現物資産であることに変わりありませんが、不動産だけは他と異なり、”人間の最大欲求に支えられている”というメリットがあります。
それが、ズバリ衣・食・住の『住』です。
『住む』という人間にとって、最も根本的な需要に支えられているからこそ、安定して運用することができるのです。
なかには、

という反論もあるかもしれませんが・・・。
そもそも、これだけ物価が上がり続けているにも関わらず、家賃を下げなければ客付けできないような物件は、最初から『資産性の低いクソ物件』だったに過ぎません。
立地や物件選びさえ間違えなければ、不動産ほど強力で低リスクな投資先はないのです。
また、不動産投資にはインフレに強いだけでなく、それ以外にもたくさんの優れたメリットがあります。
次回の記事では、そのあたりのことを掘り下げて伝えていければなぁという風に思います。
以上、最後まで読んでくれてありがとうございました。