皆さんこんにちは、カイです!
皆さんの理想の生活とはなんですか?

暖かな家庭と綺麗で立派なマイホーム!
憧れますよね!!
しかしこの「マイホーム」つまり戸建て住宅を購入することが懸念視されています。

ダメとかNGというわけではないです。
かなり慎重に検討しなければ危険だということです。
なぜマイホーム!?
日本人のほとんどが、マイホームの家庭で育ち、
マイホームが当たり前だとされた環境で成長したのが根底にあります。

マイホームはどちらかというと「生活に必要な消費」ととらえ、「自分や家族が住むため」と考えている人が多くいます。
そしてその上に「価値のある資産」という考え方がありました。
しかしそんなマイホームつまり住宅を持つことが疑問視される声がよく聞かれます。
少子高齢化の日本

最近テレビ番組で「2033年には都市部・田舎に限らず全ての住宅の1/3が空家になる」事が指摘されているお話がありました。

その原因についてお話します。
日本の抱える大きな問題の一つに「少子高齢化」という問題があります。
少子高齢化で人口が減って、必要な家の数も減るから日本全体の不動産価値が下がるという非常にシンプルな話なのですが、詳細を指摘する人は少ないです。
日本は高齢者が多く、若者が少ないといういわゆる逆ピラミッド型の人口構造をしています。
そんな中で今、家・マンションという資産を持っているのは多くが高齢者です。
あなたの両親も家かマンションを持っているでしょう。そしてあなたの夫か奥さんの両親も家かマンションを持っているはずです。
その世代が亡くなった後、その家やマンションは子供世代に遺産相続されます。
そして遺産相続されたものが売るに売れないという現象が起こる未来がやってくるなかで、
本当の意味で「お荷物」を背負わされることになるのです。
人口が増えている7つの都県
しかしながら少子高齢化によって全ての都道府県で人口が減少しているというわけではありません。
総務省によると日本で7つの都道府県だけ人口が増えているというデータがでています。
関東では日本の首都東京を中心に神奈川県、埼玉県、千葉県で人口が増え、その他では愛知県、福岡県、沖縄県があげられます。
その中でも沖縄は特別な存在で、出生児数から死亡者数を引いた「自然増減」が全国で唯一プラスなのに加え、他の県からの移住者による「社会増減」もプラスでした。
県内だけで人口が増え、他県からの流入による人口増加をしている唯一の県になります。
他の6都県では都県内での人は減っていますが、他の県からの流入が多く人口が増加しています。
特に東京都は、人口増加率が0.72%と高く、他の県からの流入が多いことが分かります。
増加する単身者世帯
下の図は、総務省が出しているデータです。
ご覧いただければ分かるように、単身世帯はこれから20年後まで右肩上がりで増えていることが分かります。
2040年に単身者の世帯数は全人口の40%に達すると言われています。
つまりほぼ二世帯に一世帯が単身世帯となっています。
また、グラフを見ればわかる通り65歳以上の単身世帯数は900万世帯に達します。

(出典)2015年まで総務省統計局「国勢調査」2020年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計(全国推計)2018(平成30)年推計」(2018)
こうした未来予測の中で、不動産需要は確実に戸建て住宅<ワンルームマンションとなります。
少子高齢化に伴い、戸建て住宅の需要が激減すると言われてる中で、夢のマイホームは本当に「価値のある資産」と呼べるのでしょうか。
家選びで重要なポイント
これらを考えると、戸建て住宅を買うのであれば相当考えなければいけません。
最低限抑えるべき3つのポイントをあげます。
①人口が増加している7都県の立地
②最寄り駅から徒歩10分圏内
③単身者でも住みやすい、広すぎない間取り
広すぎない間取りを選ぶのには単身者やディンクス世帯と言われる夫婦だけの世帯に需要があるのに加え、
建坪面積と敷地面積が小さいので固定資産税が抑えられるという嬉しい側面があります。
あとは新築か中古か、近くにスーパーや公園があるかなどあると思いますが、
最低限これらを意識して物件を探してみると良いかもしれません。
相続された今いるお子さん、もしくはこれから生まれてくる子供のためにも「家を買う」ということに関しては注意深くなる必要があります。
人生なにが起きるかわかりません。そのために出口までを見据えた家選びをすべきだといえます。
最後に

もちろんマイホームを持つことがダメというわけではありません。
そろそろ家を買おうかなと思った際は、FPに相談するなど相当考えなければならないということです。
例えば私の歳27歳の35年ローンで所有したとして、今後の人生どこで仕事するのかまだ決まってないにも関わらず、
それを「負債」として払い続けなければなりません。
私の知り合いで戸建て住宅を所有していましたが、急遽転勤で移らなければならないとなったときに、
持っていた家を賃貸としてサイトに掲載していますが、なかなか入居者がつきません。
ローンを支払い続ける35年の中では、当然予期せぬ事態はつきものです。
家を買うということに関しては否定はしませんが、せめてこれからの市況や自身のお財布事情などトータルで判断し購入するのが賢い選択ではないでしょうか。
私たち投資の専門家から見ると、しっかりとした出口が見える物件を購入することが大切です。
もしなにかあったときに賃貸用の物件としても十分「価値ある資産」としての機能を果たしてくれるような物件選びが不可欠です。
あなた自身のためではなく、これから生まれてくる未来のお子さんのためにもまずはお気軽に相談してみてください。