乗り遅れたら損!?電子マネー・QRを使ったスマホ決済の波の勢い!

決済 お金

いま世界中で現金を使わないキャッシュレス化が進んでいることをご存知でしょうか?

韓国ではキャッシュレス決済比率が90%を超えており、なかでもクレジットカードの利用率が高く70%以上となっています。

それに比べ、日本はクレジットカードの保有率は80%以上と高いものの、利用率は約16%と低く、持っていながらも使われていない現状です。

また、中国でもキャッシュレス決済比率は60%以上と高く、ウィーチャットペイやアリペイと呼ばれるスマホQRコード決済が普及しています。

屋台の決済方法でも取り入れられるなど、導入しやすく利便性の高いサービスとなっています。

フジコ
しかし、日本のキャッシュレス決済比率は先進国の中でも特に低く、20%程度に留まっているのです。

現在の日本では想像できませんが、キャッシュレス先進国では現金お断りの店舗も増え始め、世界は着々とキャッシュレス化へと足を進めています。

こうした背景や、2020年には東京オリンピックが開催されることもあり、政府は日本のキャッシュレス決済比率を2025年までに40%に引き上げることを目指しています。

今後、決済の場面で私たちを取り巻く環境は大きく変わっていくでしょう。

日本にこれから押し寄せるスマホ決済の波にどう備えるべきか、また、キャッシュレス化が進むと私たちの生活はどのように変化していくのでしょうか?

日本のキャッシュレス決済の現状

QR

日本銀行が2016年11月~12月に行ったアンケートによると、店頭で携帯電話やスマホを読み取り機にかざしたモバイル決済を利用している人は全体の6%という結果でした。

(「生活意識に関するアンケート」調査(全国満20歳以上の個人、4000人のうち有効回答数2175人))

自分の携帯にモバイル決済の機能はあるが利用していないという人は、全体の42%でした。

クレジットカード同様、モバイル決済においても、利用できる環境にあるが利用していない人が多くいることがわかります。

また、2017年に行われたローソンの株主総会では社長が「現金決済をする人は全体の75%」と発言していたこともあり、コンビニにおいて多くの人が現金を利用している状況です。

キャッシュレス先進国はどのように変化したのか

すでにキャッシュレス化が進んでいる諸外国はどのような理由で変化を遂げたのでしょうか。

中国

ここ数年でモバイル決済化が進んだと言われる中国では、パソコンの普及よりもスマートフォンの普及が広く早く進みました。

なぜなら、パソコンと比べスマートフォンは様々な価格帯があり、経済の成長率が低い地域でも利用され、日常で必要なサービスがスマートフォンに集約されているためです。

2012年から爆発的にスマートフォンの利用が増え、モバイルインターネットの成長に伴い、様々なサービスがスマホファーストを目指すようになりました。

2014年からは店舗でのモバイル決済が可能になり、飛躍的に利用率が伸び、現在都市部においては現金を持ち歩かずに生活が可能なレベルとなっています。

スマートフォンの普及と並行して店舗でのモバイル決済も普及したため、中国の若者は自然と便利なサービスを受け入れていったのです。

また、中国でモバイル決済化が進んだ理由の1つに、大規模なキャンペーンの実施ということもあります。

期間限定でアリペイの全額キャッシュバックキャンペーンが展開され多くの人が利用するきっかけとなりました。

店舗側も、QRコード決済であれば、QRコードが記載されている紙を店頭に置くだけで導入でき初期費用がかかりません。

店舗にとっても消費者にとってもメリットのあるサービスとなったのです。

スウェーデン

スウェーデンでは、流通する現金の割合は対GDP比で1.4%というデータがあります。

(日本の現金流通高は対GDP比で20%)

スウェーデンにかぎらず、北欧はキャッシュレス化が進んでいる地域です。

スウェーデンで急速にキャッシュレス化が進んだ背景には政府と銀行とが連携した政策があり、「Swish(スウィッシュ)」というスマホアプリの影響があります。

Swishは複数の大手銀行が共同開発したアプリで、電話番号と銀行口座情報が紐づけられ、QRコードなどを利用し即時決済ができる仕組みとなっています。

2017年時点では、人口の約半数がこのアプリを利用し、若年層(19歳~23歳)の利用は95%にも上ると言われています。

中国のQRコード決済同様、屋台での支払いにもSwishが利用され、教会での献金でも利用可能であるようです。

中国とスウェーデンの例から見えてくるモバイル決済利用率が飛躍的に向上した理由は

・キャッシュレス化を進める政策

・若年層の利用

・店舗への導入が容易

・大々的なキャンペーン

などの点が挙げられます。

これらの点をふまえ、日本のこれからの展望はどうなのでしょうか。

日本はどうなっていくのか

前述したように、政府は2025年までにキャッシュレス決済比率を40%にすることを目指しています。

複数の銀行では、着々とキャッシュレス化へと進んでおり、新生銀行では2001年からずっと無料であったATM出金手数料を2018年10月から有料化することを発表しました。

また、ゆうちょ銀行や複数の都市・地方銀行でもひと月あたりのATM無料利用回数を少なくするなど、ATM(=現金)に関わる手数料を引き上げています。

モバイル決済を提供する企業側としては、QRコード決済の新会社ペイペイをソフトバンクと設立したヤフーの川邊社長は「サービスが開始する2018年秋から、店舗が負担する手数料を3年間無料にする」と発表しました。

さらに先陣を切っているLINE Payでも2018年8月からQRコード決済を導入する店舗側の決済手数料3年間無料化を発表しています。

手数料が無料であれば、店舗としても障害なくサービスを導入することができます。

利用できる環境が整い、さらに若者にとって魅力的なキャンペーンが開催されていけばQRコード決済の普及は着実に進むのではないでしょうか。

国民のキャッシュレス化への反応は?

MMD研究所が2018年5月にスマホを利用する8000人を対象に行ったアンケートでは、キャッシュレス化に対して「賛成」「どちらかというと賛成」という意見が66.6%を占めました。

一方、「反対」「どちらかというと反対」という意見は7.7%であり、多くの人がキャッシュレス化自体には抵抗がないことがわかります。

利用してみたいモバイル決済の種類については、スマホをかざす(タッチする)タイプを利用したいという意見が62.2%、QRコード決済を利用したいという意見は33.3%でした。

この答えから、まだ日本国内においてはモバイル決済というと、QRコード決済よりも、スマホをかざして決済するタイプの方が浸透していることがうかがえます。

たしかに現状は、身近な実店舗においても、かざすタイプのモバイル決済はよく見かけますが、QRコード決済はまだ数が少なく、これから広がっていくと考えられます。

先述したLINE Payやペイペイのサービス提供が広がっていくと、近い将来、日本でもQRコード決済が当たり前の光景になっているかもしれません。

モバイル決済に備えるためには?

今後、進んでいくモバイル決済環境に備えて、今すべきことはあるのでしょうか?

まずできることは、モバイル決済を実践することです。

キャッシュレスで電車に乗ることは多くの人がすでに経験していると思いますが、実店舗の決済においてはまだ現金を使用する人が多くいます。

スマホにモバイル決済アプリをインストールし、実際に店舗で利用し、モバイル決済を日常的に利用することで、QRコード決済が普及した際も抵抗なく生活に取り入れられるのではないでしょうか。

現状はかざすタイプのモバイル決済が普及しているため、Apple payやgoogle payなど、電子マネーを利用するためのアプリを使うことをおすすめします。

キャッシュレス化することでATM手数料の有料化など、現金使用によるデメリットの影響を受けにくく、また、会計に費やす時間を減らしたりポイントがたまるなどのメリットもあります。

最後に

今後、日本でもキャッシュレス化が進むと、どのように変化していくのでしょうか。

政府や銀行はキャッシュレス化へと動き出し、企業もモバイル決済事業に力を入れ始め、今後さらに展開していくでしょう。

店舗においてもQRコード決済の導入費用が安価で済み、手数料の無料化も発表されていることから、スマホをかざして決済するタイプと並行してQRコード決済も普及していくと考えられます。

フジコ
条件は揃いつつあり、モバイル決済の波はもう私たちのもとへ到達しています。

キャッシュレスが当たり前となれば、スマホ1つだけをもって外出し、電車に乗ることも、映画や買い物、ご飯の会計もスマホで完結させることができます。

レジ行列は軽減され、ポイントがたまったり、購入履歴を確認することができ、時間的にも経済的にもメリットがあります。

また、現金を触る機会が減り衛生的にもなります。

現在、キャッシュレス化においては、先進国の中で一番遅れている日本ですが、数年後には現金お断りの店をよく見かけるようになっているかもしれません。

あなたもスマホ決済の波に乗っていただくことを楽しみにしています。

ご覧いただきありがとうございました。